早嶋です。
先週1週間、休暇を利用して奄美諸島の沖永良部島でキャンプをしていました。起業する前はよく離島でのキャンプを行っていましたが、今回は久々です。なんといってもPCとネットワークの無い世界でしたのでキャンプ2日目頃から仕事と離れすっかりリフレッシュすることができました。ちなみに、島にいたときのブログのアップは予約機能です。便利です。
子供の頃、誰もがロビンソン・クルーソー (岩波文庫)や十五少年漂流記 (創元SF文庫)を熟読されたことと思います。
父親の言いつけに背いて船乗りになったロビンソン・クルーソーがカリブ海らへんの無人島に難破してたどり着きます。絶望に陥りながらも努力を重ね、島の生活を豊かにして、人食いの野蛮人、フライデイをも善良化していく話です。また、十五少年漂流記は、些細ないたずらをきっかけに漂流してたどり着いた無人島で生きていく少年たちの姿を描写しています。
両著とも冒険ストーリーですが、もっと深いメッセージがあるようです。たとえば、ロビンソン・クルーソー。人種差別的な側面やカニバリズムを悪として裁くことが是なのか?などを描写しています。あたかも人間が神に変わって人を裁くことがよいことなのかということをです。十五少年漂流記でも大人社会の管理を批判することなく善と捕らえています。そして、これに対してあたかもアンチテーゼを投げかけているようです。
無人島や島にもともとあった文明やしきたり。それを外からやってきた人々が変えていくことはいいことなのか?どちらの作品も植民地支配の思想を無意識か意識的に刷り込んでいるのでしょう。