契約後のフォローが営業の成否を分ける!(その1)

2025年3月6日 木曜日

高橋です。

私がコンサルティングをしている『営業プロセス研修』のエッセンスを、毎回お伝えしています。

今月のテーマは「契約後のフォローが営業の成否を分ける!(その1)」です。前回までクロージングについてお伝えしました。今回はその次のプロセス、契約後についてです。営業にとって、契約が取れた瞬間は大きな達成感を感じるものです。しかし、契約はゴールではなく、むしろスタート地点。契約後のフォロー次第で、「単発の取引」になるか、「長期的な関係」になるかが決まるのです。
契約後のフォローを怠ると、お客様の満足度が下がり、クレームにつながることもあります。逆に、適切なフォローを行えば、リピーターや紹介による新規顧客の獲得が期待できます。今回は、契約後のフォローで重要なポイントを解説します。

1. なぜ契約後のフォローが重要なのか?
契約を取ることばかりに集中し、契約後のフォローをおろそかにしてしまう営業担当者は意外と多いものです。しかし、契約後のフォローをしっかり行うことで、次のようなメリットがあります。

 顧客満足度が向上し、継続利用につながる
 リピーターになり、追加注文やアップセルの機会が増える
 紹介をもらいやすくなり、新規顧客の獲得につながる
 トラブルやクレームを未然に防げる

お客様が「この営業担当にお願いして良かった!」と思えるような対応を心がけることが大切です。そのために押させるべきポイントは次の5つです。

2. 契約後のフォローで押さえるべき5つのポイント

① 初期対応をスピーディーに!最初の印象がカギ
契約が成立した直後は、お客様の期待が最も高まっているタイミングです。この時点で迅速かつ丁寧な対応をすると、お客様の信頼を得やすくなります。
例えば、
 すぐにお礼の連絡を入れる(メール・電話・訪問)
 納品・導入のスケジュールを明確に伝える
 手続きや準備が必要な場合は、分かりやすく説明する

「契約を取ったら終わり」ではなく、最初の対応がその後の関係を左右することを意識しましょう。

② 定期的なコンタクトで不安を解消する
契約後、お客様は「本当にこの商品・サービスで大丈夫かな?」という不安を感じることがあります。放置すると、クレームや解約のリスクが高まります。

「導入後〇日以内」に連絡を入れる  (例)「その後、ご不明点やお困りごとはございませんか?」
「定期フォローのスケジュール」を決める  (例)導入後1週間、1か月、3か月ごとに連絡する
訪問やオンラインミーティングを活用する

お客様の状況を確認し、小さな不安や不満を早期に解消することが大切です。

今回はここまでです。次回は5つのポイントの残り3つをお伝えします。どうぞお楽しみに!

営業プロセス、営業研修、人材育成、セールスコーチなどをご検討の経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。



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