リーダーの役割

2008年6月4日 水曜日

早嶋です。

午前中は久々のデスクワーク。たまりにたまっていた資料や企画書を一気に書き上げました。日々頭の中で考えていたのか、作成時間は思ったより短くて済みました。

そして、本日のメインディッシュ。提案中のコンサル案件を無事、次のフェーズに進ませることができました。関係者の方々、お疲れ様でした。また、継続的にがんばりましょう!

さて、リーダーの役割についてドラッカーの言葉を借りながらご紹介します。リーダーは、組織のミッションと価値観に沿った役割を果たす事が前提です。その上でリーダー自身の役割があります。そしてその役割は、リーダー自身とフィットしていること、その課題自体もリーダーとフィットしていることが大切です。

リーダーは役割を果たす中で、1)組織内の人材と2)彼ら/彼女らに課す要求の2つを活用できるとドラッカーは言っています。2)に対しては奇知に富んでいると思いませんか?組織内の人材に何を要求すべきかはリーダーによって分析され、リーダーによって知覚されて、はじめて行われるからです。1)組織内の人材を効率的・効果的に活用するのは、リーダー次第ということになるでしょう。

しかし、ドラッカーの次の言葉を聞けば、凡人の僕でも嬉しくなります。『リーダー用の性格や資質と言うものはない。もちろん、ある者が他の者よりもリーダーとして優れていることはある。しかしほとんどの場合、それは教わることはできなくとも身に付けることはできるというスキルの問題にすぎない。もちろん、そのようなスキルさえ身に付けられない人はいる。関心がないか、もともとリーダー向きでない人たちである。しかしわれわれのほとんどはリーダーのスキルを身に付けることができる。』です。

リーダーとして集中することは常にチームを考えることです。その行動は、信頼を生み、そして成されるべきことを達成します。その意味でドラッカーは優れたリーダーは「私」とはいわないと言います。常にチームのことを考えるあまり無意識のうち、言葉にだすときも「われわれ」となるのです。優れたリーダーは自分の仕事をチームを機能させることだと認識しており、責任を引き受け、逃げることは無いのです。当然、成果は常に「われわれ」のものだと考えるのです。

最後にリーダーにとって必要な基本的な能力を3つ紹介します。この能力は決して特別な人が持っているわけではなく、意識や姿勢によって生まれてくるものです。

1)人の言うことを聴く意欲、能力、姿勢。まさに聴くことは能力と言うよりも姿勢ですよね。誰でも出来る事です。

2)コミュニケーションの意志。これは自分の考えを理解してもらう意欲です。忍耐をしながら、何度も何度も繰り返し身をもって示す努力が必要です。

3)言い訳をしない。思うようにできていない。間違っている。やり直す必要がある。などと素直にいえる態度です。



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