組織文化

2008年4月16日 水曜日

早嶋です。

さて、社内コミュニケーションに関してです。どの組織を見ても、大なり小なりの問題を持っていると感じます。みなさんの会社ではいかがですか?

silence率直なコミュニケーションは行われていますか?会議がうわべの儀式になっていませんか?明らかに「ノー」である状況に対して「イエス」とはっきりいえますか?疑問や反論があったときに平気で発言できる雰囲気ですか?沈黙=同意という状況に陥っていませんか?

自分の会社はどうだろう?と考えたら、次の問いに答えて見てください(yes/No)。

1)会議は粛々と礼儀正しく静かである
2)部下が発言する場合、上司の口頭や視線などによる合図を待っている
3)会議には大量の資料と説明が必要な場合が多く、活発で率直な議論が行われていない
4)会議の顔ぶれがマンネリ化している
5)ランクが低い社員からの関心事や発言を直接聴く機会が少ない
6)会議は決定事項に対して承認を与える場になっている
7)会議で提案する場合、批判や反対意見を気にしているヒトが多いと耳にする

いかがですか?Yesが多ければ、意見の対立と率直さがひどく欠けているのが実情でしょうし、Noが多ければ、議論が活発すぎて、議論すればするほど結論がまとまりにくくなる現象があるかもしれません。

組織のリーダ各の人たちが上記の打ち手として、選手の顔ぶれを変える、つまり、人材の入れ替えで対処した場合、試合の結果は変わらない、つまり、同じコトを繰り返す。ということが言われています。これは、組織におけるコミュニケーションの問題は、人格の欠問題では済まされないことを示します。

問題はもっと深いのです。それは何か?長い時間をかけて形成された構造的な原因と文化的な原因です。全く外から来た人材であっても、組織の中にいたら染まってします。特に、組織自体に問題があれば、新入社員はいちころで染まってしまうでしょう。

組織文化、時間をかけてしっかりと考えていくこと、経営者の中で最も大切な仕事の一つなのでしょう。



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