早嶋です。
新しい期が始まりました。入学生、新入社員。転職して心機一転新たな職場で仕事をする方。異動等で仕事内容が変わる方。日本は4月に新たな期を迎える組織が多いので、上記の状況の方も多いと思います。その中で、得に新入社員や学生の方々は、はじめての一人暮らし、はじめての社会(学生は高校から、実質的な大人と子供の間の大学生。新入社員はまさに大人の仲間入り)など、期待と不安が交錯する時期でしょう。
不安を頂くのは、人間の生命維持装置のようなもので当然の仕組みです。昔、暗闇から明るいところにでる。また、その逆などをする際に、自分の神経を高ぶらせることで、周囲のリスクをより察知するような入力が我々のDNAにインプットされました。今と違って、獣や敵が急に襲って来るかもしれない状況があったからです。不安はその名残で、状況の変化がある際に、我々の感情にスイッチが入り、ある種の緊張状態になることで、敏感に何かに反応しやすい状況を作り出したのだと思います。つまり不安を頂くことは当たり前のことで、状況の変化を体が受け入れ始めているサインなのです。
更に、不安の多くは、時間とともに一件落着します。例えば、新入社員に多い、朝起きれるか?お金の使い方が心配。配属先はどうなるの?会社の仲間や上司や先輩とうまくやっていけるか?などの悩みです。これは、正直今考えたところで、何も自分でコントロールすることは出来ません。その時期が来た後に考えれば良いことです。
また、仕事ができるだろうか?とか正しく評価されるだろうか?なども同様です。まだ仕事をしていないし、そもそもどのような役割になるかも不明な新入社員の時期に考えたとて、そもそも会社のことを知らないので解はでないのです。そして、そのような悩みを持っている人も5月になり、8月になったら確実にそのようなことで悩んでいた事を忘れています。つまり時間が解決することなのです。
人生において、変化は当たり前で、それに慣れる必要は無いと思いますが、ある程度繰り返すうちに、そんなもんだと思えるようになることは大切です。それでも、不安な状況を適度に受け入れ、それは自分で変化を受け入れて新たに成長するチャンスと捉え、そのために準備を日々進めることに意味があるのだと思います。