早嶋です。
数字は一定のルールに基づいて判断されるものですが、1)意図的に騙す人を見抜く場合と、2)知らないで騙す人を見抜く場合、圧倒的に2)は難しいですね。その本人にその意図が無いから微妙な空気感等が微塵もないからです。ただ、それでも何か違和感がある場合は、その違和感を解消するための質問や確認を具体的かつ執拗に行うものだと思います。
会社の決算の話です。
この2年間、2019年12月の武漢から起きた世界的なムーブメントによって、皆体験したことが無い時代に突入しました。世界中が同時並行的に影響を受け、物流がストップ、医療機関は崩壊や悲鳴を上げる状況に陥りました。移動を伴うビジネスモデルは業界単位でもどうすることも出来ない状況でした。
しかし、そこは皆、平等です。その中でも、謹厳実直に行った人、組織とインチキ、やりたい放題に行った人がいます。そうなると皆権利ばかりを主張して義務を怠る動きになるのでしょう。教育、勤労、納税は国民の義務です。子どもたちが義務教育を受けれるのは、我々世代が仕事をして利益の一部を税金で還元するからです。仕事の能力の大小はありますが、その中でも皆税金は払う必要があります。出来ない場合は当然に、皆でフォローすることが大切ですが、一方で悪用はいただけません。
世の中SDGsや脱カーボンなど綺麗事に聞こえるワードが沢山あると思う人もいれば、それがやっぱり正しいと思う人もいると思います。小売店でごみ袋をSDGsだから有料にする取組をしているのに、雨の日は、ビニール袋を大量に配布して傘につけてもらうなどを今も続ける行動は意味不明です。自分や組織のビジョンが本物ならば、いい加減気がつくはずですが、なかなか上手く行きません。
投資活動の減速は、長期、分散、積立です。全く同じでは無いですが、個人や組織の取組も、長期的に、社会に貢献するテーマで、コツコツ続けることが大切です。その結果、会社の企業価値は向上するものだと思います。今一度、自分たちの大義名分を考えましょう。