商品の定義

2008年2月17日 日曜日

早嶋です。

本日は、鹿児島。
かごしま交流
かごしま県交流センター(写真)にて株式会社プラネット主催の歯科医師向けのマーケティングセミナーでした。参加されたドクターの方々、どうもお疲れ様でした。

セミナーの中で、歯科医師は何を提供して財の交換を行っているか?つまり、歯科医師として提供している商品(製品・サービス)をどのように定義しますか?ということについてディスカッションしました。

マーケティングを考えていく上で上記の質問はとても大切だと考えます。これらは、バリューと表現されたり、ベネフィットと表現されたり、様々ですが、商品は一般に考えている内容とは全く別のモノと考えるべきです。

有名な話です。「あなたの会社の仕事は何ですか?」とレブロンの社長チャールズ・レブソンに尋ねると、次のような答えが返ってきました。「工場では化粧品をつくります。店舗では希望を売ります」と。彼は「顧客が何を求めているのか?」によって製品を定義しており、「何を作っているか?」で定義していないところがポイントです。

では、歯医者さんでは?「健康のサポーター」「おいしいものを食べるお手伝い」とすばらしい回答があがってきました。このように顧客(患者さん)が何を求めているかで商品(製品・サービス)を定義することによって提供する医療サービスのあり方が変ってくるのです。

吉野家では、牛丼を提供しているだけでなく、早い!安い!うまい!をも売っています。人々が購入するものが製品・サービスではなくて、人々が利用するツール、自分たちの問題を解決して、意図した結果を果たしてくれるツールこそが製品・サービスなのです。

※写真は、鹿児島城(鶴丸城)の石垣です。石垣がところどころ窪んでいるのは弾痕です。西南戦争の際に出来たと説明が書いてありました。弾痕



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