早嶋です。
本日は、朝一で東京。3箇所で営業やらプレゼンやらを終えて羽田のラウンジです。さて、今日の紙面は餃子一色でしたね。コトの発端は去年の12月以降、千葉や兵庫県で中国製冷凍餃子を食べた計10人以上が中毒所を訴えたことです。
当該の餃子はJTの子会社が輸入しており毒性の強い有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されました。JTにとって今回の事件はダメージが大きいですね。07年3月期の売上で冷食の売上は500億円程度、うち20%が中国製です。今回の騒動は、確実に中国製のイメージダウンにつながるので販売への影響は免れないでしょう。
同時に他の企業の波及もみられます。加ト吉、江崎グリコ、日本ハム、伊藤ハム、ニチレイ、他にも大手のスパーや外食産業などです。多くの冷凍食品は生産コストの低い中国から大量に輸入を行っています。たとえ、今回の件が一部のギョウザや一部の工場の事であったとしても、日本人の心理は、「中国=殺虫剤入り」とインプットされました。
冷食は、スーパーなどでは安売りされ店頭の目玉商品として売られているところが多いです。自主回収が続く中、一時的に冷蔵庫から中国製の冷食が消えることも考えられますね。