早嶋です。
久留米商工会議所にて「消費者行動と購買活動」というテーマで90分お話をさせて頂きました。その中で話題になりました、「カーボンオフセット」についてコメントします。
カーボンオフセットは、自ら排出した二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺(オフセット)すること。そして、この仕組みを提供する一連の運動がカーボンオフセットとして広がっています。
特徴は、二酸化炭素の削減にかかる費用を商品の価格に含めて、賛同する消費者が買うことによって、その費用を捻出することです。この活動は、今後のトレンドとしてドンドン増えると思います。また、実際に地球規模で二酸化炭素を削減するシステムとしても注目されています。
カーボンオフセットは日本などの先進国が、二酸化炭素削減の余地が大きいブラジルやインドなどの発展途上国に資金や技術を提供して、現地の植林などで削減した二酸化炭素の一部を、自分の国の削減量に充てるという考え方です。日本のような先進国では、明らかに省エネや森林整備を進めても限界があるため、京都議定書で導入されました。
カーボンオフセットが付いた商品は、マイバックや年間購読の雑誌など様々です。また、年賀状も5円の寄付金が付いた1枚55円のカーボンオフセット年賀が出ています。
因みに、カーボンオフセット年賀のプロモーションは、YouTubeを活用して、坂本龍一氏や中田英寿氏とのタイアップでクロスメディアを上手く活用しています。