グループとチーム

2007年11月12日 月曜日

早嶋です。

先般、チームビルティングに関する書籍を読みながら、グループとチームの違いについて考えました。

グループは、人の集まりや集団を指すのに対して、チームは、グループの概念に共通の目的を達成する集まりが付け加えられます。例えば、ラーメン屋の行列による人の集まりがグループだとすると、フットサルで試合をする選手たちの集まりはチームです。

つまり、人を集めるとチームになるわけではなく、ただの集まりは集団であり、烏合の衆なのです。そこで、チームというものに条件を付けるとすると、次の3つを持ち合わせている集団だと考える事が出来ると思います。

 1)共通の目的やゴールがある
 2)組織の中にルールや決まりごとがある
 3)目的やゴールを達成する人が集まっている

2004年12月号のHBRの論文、チームとグループは異なる(ジョン・R・カッツェンバッグ、ダグラス・K・スミス)、によると『チームとは、共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体である』と定義しています。また、『メンバー同士による共同の貢献を通じて、チームは様々な成果を生み出す。ワーキンググループの成果は各メンバーの総和でしかないが、チームの成果はこれを大きく上回る。』と、グループとチームの違いを明確に記しています。

このような説明は、組織行動のマネジメント(ステファン・P・ロビンス)にもあり、『協調を通じてプラスの相乗効果(シナジー効果)を生む。個々人の努力は、個々人の投入量の総和よりも高い業績水準をもたらす。チーム編成の幅広い利用により、組織の投入量を増加することなく産出量を増やすことが可能になる』と記されています。

と言う事は、上記の3つのエッセンスに適宜、良好なチーム間のコミュニケーションが必要になります。コミュニケーションによって、互いの力を認識し、役割分担が出来、シナジー効果が生まれるのです。

ビズ・ナビ&カンパニーでも、代表の長田とよくディスカッションを行います。互いに持っている経験や知識をぶつけることによって、全く違った発想や解法を閃くことが多々あります。肌感覚あっているでしょうか?



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