早嶋です。
本日のビズ・ナビ&カンパニーのお昼ご飯は、『卵かけご飯』。卵かけご飯に最適な卵をお裾分けしていただきました。久々に食べた卵かけご飯は美味しかったです。
経営戦略の重要な概念に、「しないことを決める」があります。あれもこれもでは、結局、経営資源を効率的に使うことが出来ないので、パッとした効果が出ない経験がある事でしょう。経営者にとって、複数のオプションから選択することは重要な仕事です。
意思決定する場合、突き詰めて考えていくと、二者択一に迫られることがあります。例えば、投資を「する」か「しない」か、採用を「行う」か「行わない」か、などです。先日読んだ脳に関する論文の中で、二者択一の方法について5つの方法があったので紹介します。
1)プロセスから導く
プロセスから導く場合は、意思決定に関連する情報や思考、感情などを論理的に道筋を立てて意思決定を行います。脳が全てのデータを俯瞰的に見渡すうちに、突然、何かを閃き意思決定が行われるそうです。
2)点数をつける
評価テーブルに代表されるように、決定する要因ごとに点数をつけて決定する方法です。全ての要因に点数をつけて見て、最終的に合計点の高いものを選択します。
3)直感
ハーバード・ビジネス・スクールの研究データで「企業の管理職や経営者は成功要因の8割を直感や第六感に従ったおかげだと考えている」と、読んだことがあります。脳の研究者でも、直感を超論理と定義し、脳は超論理を用いて巨大なデータバンク(これまでの経験や学習などによる蓄積)と、これからの行動を瞬間的に結びつけると考えている人もいるそうです。
4)考えを熟成させる
こちらは時間を置いて意思決定をします。脳をリラックスした状態にして判断するための全てのデータを統合するために休息の時間を作るのです。肌感覚ですが、リラックスした時のほうが脳が動いている感覚に陥るときがあります。リラックスした時に超意識(脳の99%の未使用の領域が持つ知的能力)を働かせる事が出来るといいます。
5)コインを投げる
結局、色々考えて決着が付かない場合、どちらの選択肢も同様に大切だと考える事ができます。となれば、コインを投げて決めてしまえばいいのです。コインを投げて決める時の感情として、こっちがいいな、というような感情があれば、それは超意識の中で論理的決定を下しているのかもしれません。コインの結果、がっかりしたり、ほっとしたり、つまるところ、その気持ちが本当で正しい選択なのです。
自動販売機で炭酸飲料を買う際、「コーラ」か「スプライト」か?という二者択一を行います。この場合は、2つのボタンを同時に押します。結果出てきた炭酸飲料に喜びを感じる場合と、しまった!と感じる場合があります。これも超意識の中ですでに超論理的な意思決定をしていた証拠でしょう。