アフリカに注目

2007年9月10日 月曜日

早嶋です。

ビズ・ナビ&カンパニーの前の通りは銀杏の並木道です。木によっては既に銀杏の実を落としているものもあります、秋ですね。

さて、BRICsVISTAに代表されるSは、南アフリカ(South Africa)を指し、将来的に有望な投資対象として見られています。では、アフリカ大陸全体ではどうでしょうか?

今月号のハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)に「アフリカは有望な投資対象である」というタイトルで興味深い記事がありましたので紹介します。

アフリカには、世界で最も貧しい国がありますが、大陸全体で見てみるとインドより豊かであると言う事が出来るようです。アフリカ53国における05年の国民総所得(Gross National Income※)の平均は954ドルで、インドよりも200ドル高いからです。

また、53カ国のうち上位12カ国の国民1人当たりのGNIは、中国よりも高く、インドのそれと比較すると、国民1人当たりのGNIが高い国は上位20カ国にのぼります。このことは、世界から富が集積しており、将来的にも有望な市場であると見ることもできます。HRBでは、経済、政治、法律、医療、社会面での様々なリスクを言及していますが、可能性も示唆しています。

アフリカをこれまでのように援助の対象として捉えるよりも、20年前のインドに起業家やベンチャービジネスがいち早く投資をしたように、これから注目する市場として捉えても良いかも知れませんね。

※国民総所得(Gross National Income)
GNIは、90年代半ば以前に経済活動の指標として使われていた国民総生産 (GNP:Gross National Product)と基本的には同一。

日本の国民所得統計では、2000年に大幅な体系の変更が行われた際に統計の項目として新たに設けられる。現在経済指標として多く使われている国内総生産 (GDP, Gross Domestic Product) に「海外からの所得の純受取」を加えたものとなる。

以上、ウィキ参照。



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