キャンペーンボーイ

2007年7月15日 日曜日

早嶋です。

この次期になると季節恒例の商品がありますね、水着、日焼け止め、ビールなどです。そして、お約束のようにキャンペーンガールが商品のPRを行っています。

しかし、近年は夏の商品のPRにも多様化が目立ちます。ガールがボーイに転じているのです。これに関して、エポックメイキングとなったのは98年夏、沖縄を舞台とした航空大手、JALとANAがキャンペーンに男性を起用したことにあります。

ANAはKinKi Kids、JALは反町隆史。これ以前にも男性の起用はありましたが、あくまでもサブ、当時の2社は共に男性メインと言うことで少し話題になったことを覚えています。それから、女性タレントに戻りましたが、SMAPが沖縄キャンペーンに登場する頃は既に普通のこととして受け入れられるようになりましたね。

その頃を境に、女性消費者をターゲットにしたキャンペーンボーイというセグメントが出現したのではないでしょうか。もちろん、それ以前にも男性タレントを女性向け商品のPRに起用されていましたら、彼らのポジショニングが違っています。

カッコイイといった憧れを対象にした男性から、カワイイというようなイメージになっているのです。ニュアンスは年下の男性です。この傾向は、最近のテレビドラマを見ても感じます。年下の男性としっかり者の女性という設定が割りと多いですよね。

80年後半から90年代の前半にかけて女性の社会進出が進み、男性と女性の固定観念や役割は大きく変化しています。そして2000年前後より、消費者としての女性セグメントは非常に重要になっています、特に消費財に関しては。

昨今のキャンペーンボーイの出現は、この意味では、ごく当たり前の現象なのですね。

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