漕ぎ出す勇気

2018年3月12日 月曜日

早嶋です。

自転車にはじめて乗れた記憶はありますか?私は、兄に持ってもらって漕ぎ始めた経験を明確に持っています。漕ぐ時は、兄が支えている。離すと乗れない。ちゃんと抑えていて欲しい。その気持がいつしか自分の力で漕げていることを知ると急に大きな成長を遂げた雰囲気になる。

先日、息子はその経験をしました。昔と違い、キックバイクというペダルが無い自転車のような乗り物で随分とバランス感覚は出来上がっていました。が、ペダルをつけてもしばらくはキックバイクと同じようにペダルを使いません。

そして、同じように私が自転車を抑えて漕ぐ感覚を教えて、徐々に離す。すると数回の練習でスーッと走りだしました。その感覚を彼も覚えたのでしょう。ちょうど、妻と弟と一緒に公園で遊んでいるときでしたので、その瞬間を皆で見ることができました。

これまで出来ないと思っていたこと。でも実際は練習をして、その状況を出来る能力はもっている。しかしちょっとしたきっかけがなければ出来ることも出来ない。その菊花っけを与えることができた。子供の頃に与えたのは私に取って兄でした。そして今度は自分。

更に、それを見ていた妻が、自分も勇気を持ったと。これまでけ避けていた自動車の練習。自分もはじめてみようという気持ちになりました。その力。人を前に進める力。子供にも大人にも非常に重要な力です。これからも自分にも、他者にも提供できる人になり続けたいです。



コメントをどうぞ

CAPTCHA