早嶋です。
今年の梅雨はちょっと変だぞ?と異常気象が叫ばれるなか、ベランダにおいてあるクチナシの花が満開になりました。こちらの開花時期は、6月中旬から7月末、天候に左右されることなく良い香りをはなっています。
さて、スーパーに今年も梅コーナーが出ています。03年頃より始まった梅酒ブームは、現在なお進行中のようです。口当たりのやわらかさや、健康増進に効果有りといったところからヘルシー志向の方、そして若い女性を中心に支持されています。
酒販店では、最大手のチョーヤ梅酒をはじめ、アサヒビール、メルシャン、サントリー、宝酒造、合同酒造、菊正宗酒造、大関酒造、日本盛、黄桜、白鶴酒造と様々なメーカーが並んでいます。また、中には韓国の眞露なども梅酒商品を扱っているようです。
先日、梅酒について面白い記事を読んだので紹介します。03年頃に端を発した梅酒ブームですが、「アルコールメーカーと酒造業者の利害の一致からこぞって便乗している」という内容です。これは、梅酒の原料にもなっている原料用アルコール(つまり、エタノール)と目先の利益を求める大手酒造メーカーが、梅酒ブームで互いに利益を得られるというのです。
そもそも、梅酒の期限は、江戸時代。「当時は梅酒を古酒に梅を漬け込んだもの」として梅酒の製法が残っているそうです。手順は、現在のものとは同じなのですが。原料にホワイトリカーを使っている点が、昔と全く違います。
梅酒大手のチョーヤ梅酒の企画広報課は、「梅の味わいを最大限に引き出すために、無味無臭のホワイトリカーを利用している」とホワイトリカーの使用を説明しています。これに対して、この酒が飲みたい―愛酒家のための酔い方読本の著者、長沢氏は「ホワイトリカーは税法上でこそ酒として認められていますが、その実態はサトウキビの絞りカスである廃糖蜜から工業的に作られたエタノールに過ぎません」とコメントしています。つまり、ホワイトリカーベースの梅酒と言うのは原酒ゼロの酒のようなものといっているのです。
更に、市販の梅酒は、添加物が使用されているため、梅酒製品がヘルシーで健康的ではないとしています。
上記のように考えると、「アルコールメーカーと酒造業者の利害の一致からこぞって便乗している」という提言にも一利あるのかもと思いますね。さて、今年も友人から梅が届きましたので、これから梅酒の仕込をはじめます。今年は、ホワイトリカーでなく、黒糖焼酎でつけて見ます。
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