安藤です。
今回のテーマは、なぜ、『ダイバーシティ・マネジメントが必要か』です。
ダイバーシティという言葉は、すでに周知のとおりかと存じます。“ダイバーシティ”とは、通常「多様性」と訳され企業経営においては、人種・国籍・性・年齢は問わずに人材活用する「人材と働き方の多様化(多様性)」を意味しています。ダイバーシティ・マネジメントは、多様な人材の雇用や勤務を可能とするマネジメントです。
グルーバルな社会になり、ITが進んでいる現在、一つの価値観でものを決め進めていくことから、様々な立場・価値観からの意見を取り入れ、ものづくりやコミュニケーションをする必要性がでてきています。
これについて東京商工会議所では、「終身雇用を前提とした男性総合職の社員だけでは、これからの経営が成り立っていかないことは明白である。様々な異なった個人の異なったモノの見方を、経営上の決定、日々のオペレーションそのものに活かしていくことが急務である」とまとめています。
私は、ここ数年女性活躍推進での取り組みとして研修・キャリアコンサルティングとして関わっています。女性の中には能力・スキル・意欲も高い方も多くいらっしゃいます。しかし、日本の企業の多くは、男性はいまだに女性は全員上昇志向が弱いという前提でマネジメントしてきています。折角の戦力となる人材を育成していないと痛感しています。また、20代の男性の上昇達成動機はあきらかに衰退してきています。そのような環境で企業は女性や外国人の活用した人材確保をしていかなくてはいけません。
これからは、管理的支配的マネジメントスタイルから抜け出し、経営者、管理者が多様性を受け入れた“ダイバーシティ・マネジメント”に取り組むことが課題と考えます。ダイバーシティ・マネジメントは、「チームの総合力を高める」ことに繋がります。そのためには、自分の意見を述べることができる職場環境づくり、そして、社員のキャリア開発の促進が必要ではないでしょうか。
お困りのことがありましたら弊社にご相談ください。
【個別相談】
女性社員から“上司に意見を述べたら「部下は、上司のいうことを従うべきだ」と言われました。どう意見を述べたらいいのでしょうか。“ という相談でした。考えられるのは、意見の述べ方にも問題があるかもしれません。意見を述べる時のタイミング、伝え方、納得してもらうためのデータ等の不足などがあります。また、日頃からのコミュニケーションの取り方の問題もあります。お互いが意見を述べ合う関係づくりが必要です。
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