人生90年時代のキャリア

2017年11月1日 水曜日

キャリアコンサルタント、ワーク・ライフ・バランスコンサルタントの安藤です。

人生90年を図でイメージしてください。今までは、縦軸を“エネルギー”とした場合、30代~40代あたりがピークの富士山タイプが一般的に考えられていました。60歳、65歳に退職しその後は下り坂ということがイメージであるかと思います。その下り坂は、退職後も20年から30年続きます。60歳以降も“生き生き”とした人生を送りたいならば、退職後のキャリアを考えることは必須となってきます。

また、「高年齢者の雇用の安定等に関する法律」(以下、「高齢者雇用安定法」(平成25年4月1日施行)され、事業主には、雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、高年齢者雇用確保措置を講ずることが義務づけられました。このことは、60歳定年がこれまでのような職業生活の終着点から、新たな職業生活の出発点、もしくは職業生活の1つの通過点に変化していうことを意味しています。リストラまでは実施しなくても、多くの企業で中高年層の処遇が課題となっており、”社内失業”という言葉さえあります。理想は、中高年層も再度活躍できる場を求めるという選択肢をもてる環境が望ましいことは誰もが願っていることです。

60歳以降の人生を充実したビジネス&ライフキャリアの充実させるためには、富士山の山型が一つでなく後、一つ、二つの富士山まではいかなくても同様または小さな富士山をつくっていくことが必要な時代です。

そして、その時代には、人口知能、グローバル化、2025年問題があります。これからは、仕事が消滅していく社会にどんな能力、スキルを身につければいいのかについても考えていかなくていけません。

60歳以降のキャリアを考えた場合、今までのキャリアを活かしながらこれからの“富士山”を作っていく準備は、40代中頃からのキャリア形成でも遅いくらいです。

稼げる大人になれるか否かは“希少性”で決まると言われています。今後のキャリア人生は一人ひとりが自分の人生をデザインする時代です。今までのキャリアに加えて、次の“富士山”を作るためには“キャリアの掛け算”をどのようにしていくのか整理し、キャリアを形成していくことをお勧めします。

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