早嶋です。
米ニューヨーク(NY)市のマイケル・ブルームバーグ市長は22日、2012年を目処にNYの名物でもある黄色いタクシー「イエローキャブ」を全てハイブリッド車に切り替える計画を明らかにしました(nikkei参照)。
今回の狙いは、温暖化ガスの排出削減で、ハイブリッドカーに強い日本メーカーにとってビジネスチャンスとなりそうです。
NY市で正規登録しているタクシーは車体が黄色いためイエローキャブと呼ばれています。そしてその9割近くが米フォードの大型セダンです。このセダンは、なんと燃費性能が1リットル当たり6キロメートル程度だそうです。ブルームバーグ市長がハイブリットに切り替えたくなる気持ちもよく分かりますね。ハイブリットだったら少なくとも、フォードのキャブの数倍の燃費は稼げるでしょうから。
NY市は、ここ1年半で、トヨタのプリウスやハイランダー、フォードのエスケープなど約400台のハイブリット車を試験的にタクシーとして導入しています。今後の計画は、08年までにハイブリッド車を1000台まで引き上げ、その後12年を目処に毎年、20%の割合で増やし、現在の1万3000台とされる市内のイエローキャブ全てをハイブリット化する方針です。
ブルームバーグ市長の発言では、今後2030年までに、NY市のCO2排出量を3割削減する目標を掲げており、今回のイエローキャブのハイブリット化はその具体策の1つということです。
近い将来、NYを走るイエローキャブは全てイエロープリウスになる可能性も無きにしも非ずですね。
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