「小貴族」vs「smart」

2007年4月25日 水曜日

早嶋です。

22日より開幕している上海国際自動車ショーでは、中国の自動車会社各社によって、天然ガスやエタノール燃料を使用できる自動車や、排ガスの生じない水素燃料電池車などのエコカーが続々と公開され話題を呼んでいます。

小貴族そんな中で、中国河北省の自動車メーカーである双環汽車は別の意味での注目を集めています。その渦中の車、「小貴族」という乗用車です。

車が好きな方は、お分かりでしょうが、写真が双環汽車が今回出店した「小貴族」です。そうなのです、独ダイムラークライスラーの超小型車「スマートフォーツー」ととっても酷似しているのです。

本日のnikkeiのニュースを見て、早速、双環汽車のホームページを見てみましたが、ホームページまで、どことなくスマートのページを模倣した感がありました。もちろん、双環汽車は自主開発と主張しているようですが、ダイムラー側は、知的財産権の侵害としており、解決へ向けて双環汽車との話し合いに入ったそうです。(nikkei参照)

ちなみに、この双環汽車は、03年にホンダの「CR-V」と酷似した車「S-RV」を発表しています。ホンダは「CR-V」の外観設計(意匠デザイン)の訴訟を起こしましたが、06年3月に中国国家知識産権局が下した判決は全て無効。中国に進出している外国企業にとっては厳しい判決となりました。

今回の「小貴族」と「スマート」、知財権侵害の行く末はどうなるのでしょうか?

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