若者(ゆとり・サトリ世代)たちへのマネジメント

2017年2月1日 水曜日

安藤です。

今回のテーマは、「若者(ゆとり・サトリ世代)たちへのマネジメントについて」です。

1月31日22時NHKクローズアップ現代で、「怖い鬼は厳禁!? ほめられ世代“
どう叱る」が放映されました。

ゆとり・サトリ世代の若者たちとどう向き合ったらいいのかわからない上司が、「褒め方
研修」に殺到しているとのこと。ある自動車学校では、上司がタイムカードを押す時に、
笑顔チェックを必ずうけ90%を超えることが課せられている等紹介がありました。
その一方で、褒め方研修を受けて本来、指導するべきことを指導できなくなっている上司も
増えており、「やさしさ過剰」の風潮に不安の声もあがっているようです。         

詳しいことはこちらをどうぞ→http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3926/index.html

番組では、青山学院陸上部の育成術の案内がありました。具体的にいうと、週6日の練習の
半分は各自に目標管理シートを作成させ全員で共有する。その内容に無理がないか、チーム
で考える。そして、自分で課題を見つける。1か月毎に内容を変更し選手だけで練習をさせる。
というやり方でした。
自分で考え目標を設定、チーム全員に開示することでやらなくてはいけない状況をつくること、
また、チームで各自の目標を話し合うことで客観性もあり、個人とチームのバランスがとれて
います。

心理療法の一つに交流分析があります。その中に7つのジャンルがありその一つにエゴグラム(自我状態)があります。怖い鬼!は、自我状態のCP(父親的エネルギー)です。褒めるは、NP(母親的エネルギー)です。

ゆとり・サトリ世代の若者たちへの指導については、「褒める」だけでは解決しません。本来、
言うべきことが言えなくなる、または言えななくなることにつながっています。
まずは、「褒める」前に「承認する」「聴く」ことです。その上でCP(父親的エネルギー)を生かし
活かすことが必要かと思います。世代間の違うゆとり・サトリ世代の若者とのコミュニケーション
には、心理療法、コーチングスキルを活かすことが求められています。

何かお困りのことがありましたら、㈱ビズ・ナビ&カンパニーへご相談くださいませ。



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