プライシング

2007年3月31日 土曜日

早嶋です。

マーケティング・ミックスの中で、Price:価格のつけ方には、大きく3つあると思います。1)コストプラス方式、2)競合を意識した価格、3)コストマイナス方式、です。

1)は、商品の原価志向の価格設定になりますね。商品のコストに企業が必要な利益を乗せて価格を決定するからです。企業側の都合でつけられた価格です。

2)は、競争関係にある商品と質の違いを考慮して、価格のバランスをとっていく方法です。競争志向が強い価格設定です。

3)は、どのくらいの価格であったら、消費者が買うだろうか?といった消費者の値ごろ感を基に設定する需要志向の価格決定法です。

ブルーオーシャン戦略では、価格設定を行う場合は、3)のコストマイナス方式が懸命だとしています。

価格は、企業が利益を継続的にあげるために非常に重要な意思決定になります。戦略的に適正な価格を設定することが出来れば、買い手は購入意欲を持ち、支払い能力に対しても不安が払拭します。

しかし、多くの企業では、新しいアイデアを商品化するにあたってはまず、価格に無頓着であるイノベーターやアーリーアダプターといった層に着目し、商品の反応を確かめます。価格を下げてから市場全体に浸透するような戦略をとるのは、たいていが時が過ぎてからです。

ブルーオーシャン戦略では、価格を上手く設定すれば、瞬く間に多くの顧客を獲得できると主張します。輝かしいブルーオーシャンのアイデアは数々の途方も無いアイデアを秘めている反面、技術的には新しい発見に支えられている例が少ないので、特許で守るなどが難しい場合が多いです。排他性も無く、参入障壁が低い分、商品の価格は、多数の顧客をひきつけるのみではなく、継続的につなぎとめるような工夫が必要なのです。

—ブログマーケティング、実験中!—

詳細は、ブログマーケティング『第1弾第2弾第3弾第4弾第5弾第6弾第7弾』をご覧ください。

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