心理的財布

2007年3月28日 水曜日

早嶋です。

人の頭の中には、意識的にも無意識的にも複数の金銭感覚が備わっているといいます。これは、対象となる商品などによって、財布を使い分ける感覚があるという考えです。趣味に使うお金には財布のヒモが緩んでしまうのに、昼食のお金をついつい節約するといった経験もあるかと思います。

このような心理的な金銭感覚を心理的財布と呼ぶようです。最近、スーパーの棚を見ていて次のようなパッケージを見つけて、面白いな、と感じました。

 A社のヨーグルト 500g 285円
 B社のヨーグルト 500ml 290円

さて、どちらのヨーグルトがお得なのでしょう?当然、その商品のブランド等を全く考えないときの判断です。おそらく、A社のヨーグルトを選択する方が多いと思います。それは、単位の違いはあるものの、A社のヨーグルトのほうが、B社よりもお買い得だと思うからです。

しかし、ヨーグルトの比重は水よりも重いため、水の比重が1だとすると、ヨーグルトは1.036になります。これを加味して単位を統一するとB社のほうが単位量あたりの価格が安いことが分かります。

 A社のヨーグルト 482.6ml 285円(0.59円/ml)
 B社のヨーグルト 500ml  290円(0.58円/ml)

おそらく、ここまで細かく計算してする消費者は存在しないでしょう。よって、A社のヨーグルト会社の方が売上を伸ばすチャンスがあったのではないか?と勝手に推測しています。

—ブログマーケティング、実験中!—

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