大企業の新規ビジネスのすすめかた

2015年9月17日 木曜日

創業が30年以上経過して、数百億以上のビジネスを行っている企業は、一様にして新規ビジネスの課題を持つ。

新規ビジネスの定石として、1:5の法則が成り立つが、多くの企業は専門部隊ではなく、片手間で新規ビジネスの開発を進めている。成り立つはずが無い。

また、過去の成功体験が非常に高いがゆえに、不安定な環境下での投資判断が出来ないために、過度に社員に対して環境分析を要求する。そして、自社が満足できる市場規模を探す。

結果、机上で過ごす時間ばかりが長くなり、実験して失敗した結果を次に活かすという当たり前の手法を体験することがない。

考えて見ると既存のビジネスの稼ぎ頭は、過去の先輩たちが作った仕組みであり、その上に10年20年の年月をかけて大きくしていっている。10を100にするフェーズはたけていても、0を1にするフェーズは初めてである。

が、その手法に対してもやり方が異なると知っているにもかかわらず、既存の手法の延長で行っている。新規のルールは既存のビジネスと切り離したところで実験的に行うか、それが嫌であれば、資本を入れて新しいビジネスを手に入れるかのどちらしか無い。



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