三菱重工業の賠償問題

2015年8月5日 水曜日

http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/28/mitsubishi-nuclear-power-plant_n_7891612.html

三菱重工業は、2012年に納めた蒸気発生器が壊れたことで、米国の原子力発電所が廃炉になりました。そこで原発を運営する会社から現在、約9300億円の損害賠償を求められています。

こちらの進捗や詳しい情報がないので仮説になりますが、内容からすると三菱重工業の責任は逃れられないようです。

仮に、この通りの裁判になり敗訴した場合、約1兆円の現金が動きます。三菱重工は選択と集中で収益力を高めていますが、直近の純利益が1,300億から1,600億。直近のフリーキャッシュフローが1500億程度なので、9300億の賠償金はかなりの高額です。

場合によっては、更に事業の売却等を進める必要が出てくるかもしれません。販売価格が大きい商材に対して保険をかけるという発想もありますが、この手のビジネスのリスクに対しての捉え方は非常に難しいですね。

http://www.mhi.co.jp/finance/finance/highlight/index.html



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