迷惑メールの実情

2007年2月12日 月曜日

早嶋です。

米国のSymantec社が発表した内容によると、世の中を流れている実に7割のメールがスパム(語源に関してはこちらを参照下さい)、つまり迷惑メールだそうです。

この報告は、The State of Spamというレポートで発表されています。本レポートによれば、07年1月中にインターネットを流れた69%が迷惑メールで、06年12月の80%と比較して若干は減少しているものの、依然として高水準だと記されています。

スパムメールの内容は、投資や不動産情報、株などを勧める金融関連が全体の25%程度、ついで時計や海賊版ソフトなどの製品関連、医療品や健康食品などの健康関連が、それぞれ23%程度です。意外に思ったのは、(アダルト関連が4%程度だったことは意外でした。)

スパムメールの3割は、画像スパムです。画像スパムは、上記の製品や健康関連の商品を画像ファイルに添付して送るメールです。画像スパムが多い背景は、迷惑メールのフィルターを回避する目的があるのでしょう。これは、多くの迷惑メールを判断するソフトがテキスト情報をもとに判断する背景があります。

Symantec社のレポートによると、今後、画像スパムの割合が急増するそうです。ネットの世界において、画像情報の扱いは大きなビジネスチャンスです。これは、YouTubeの買収事例を見ればよく分かりますね。スパムを送る側も、効率的に情報を送るように、つまり、ウィルスソフトをかいくぐるように、技術の隙間をついています。ネットの世界では、毎日、技術を競い合っている現実があるのですね。

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