早嶋です。
今回はスービック、マニラと2都市を訪問して複数のビジネスミーティングを重ねてきました。スービックマニラ間の移動はハイヤー、スービッックの中の移動はパートナーの車、マニラでの移動はパートナーの車と運転手を手配いただきました。しかし最終日のマニラから空港までの移動はウーバーを活用してみました。
時間と場所と行き先を伝えて運転手さんにコンタクトして終了。予定の朝7時の5分くらい前にホテルに到着。行き先などを確認して、ストレスなく空港まで届けて頂きました。事前にその運転手さんの情報が分かり、過去の利用客の声もわかるのでタクシーを流しで拾うよりずいぶんと安心です。
道中、運転手さんにウーバーのことを訪ねました。フィリピンでウーバーが広まり始めたのは2年前で、当初は20台くらいだったそうです。フィリピンのタクシーはだいぶ改善されましたが、それでも確率の話で、悪い運転手に遭遇することがあります。運転手さんも、以前は大企業の専属運転手として仕事をしていた経験があり、出張でフィリピンにくる人の送迎を主に行っていたそうです。その時にも出張者が何度となくフィリピンのタクシーにだまされたと話される方が途絶えなかったそうです。
その後、レストランのウェイターの仕事に就き、英語を覚えながらキャリアビジョンを考えたそうです。そのレストランではマネジメント職につくためには一定以上の学歴が必要で、現場からの叩き上げでは将来のキャリアが見えていたのでウーバーにチャレンジしたようです。現在、ウーバーを始めて3ヶ月。一時的な顧客に加えて、定期的に利用する顧客などもいるそうです。
ウーバーのビジネスモデルは急激に世界中に広がっています。中には、ウーバーを利用した人のトラブルが報告されていますが、そのような国や地域のタクシーと比較した場合の安全の高さは一目です。
彼と道中話したのは、ウーバーの中でも特に安全面、信頼面、タクシーとしての素行を持った仲間を集めた組織化です。組織に入れるための基準を作り、その組織に属しているウーバーの運転主を大企業ではなく中小企業でフィリピンに進出する経営者を中心にアテンドする発想です。こちら側は、安全な運転とウーバードライバーを紹介。通常はウーバーを使って仕事をしてもらい、空港の送迎など、比較的長距離の場合は事前にウーバーのドライバーの日程を押させる。フィーもウーバーの料金よりは高くするが、自分でハイヤーを手配するよりは安く設定するというものです。次回、こちらも合わせてつめてみます。