人は、自分が感じたこと、認識したことを事実として受け止め、そのことが現実の世界でも起こっているかのように行動する。
例えば、新入社員は仕事が終わっても、上司がいるのでなかなか帰れないと考えている。一方、上司は新入社員が何かあれば助けてあげたいということで重要でない仕事をしながら待っている。
お互いがお互いの認識の中で世界をつくりそれが現実の世界でも事実だと思っている。しかし、その頭の中の認識が正しいのか否かは、実際に相手に確認してみて初めてわかる。そして、多くの場合、大きな認識のズレがあることが多い。
相手に確認が出来る人間と、出来ない人間では、僅かな勘違いの蓄積によって、ずいぶんと人生を損するのではないか?よくそう思うことがある。