道徳は国家資産

2014年1月16日 木曜日

子どもに対して道徳をどうとくか?ダジャレではないですが、今の子供の延長を考えた時、少し恐怖を感じます。今後、情報通信の影響で更に世界は狭くなります。従って、相互が依存しあうコミュニティがますます重要になってくること思います。そんな時、大人の役割は子供に正しく道徳を説くことだと思います。

例えば、集合住宅に住んでいて、真夜中に趣味のオーディオの音量を最大にして聞くこと。山奥で周りに誰も住んでいない一軒家であれば問題無いでしょうが、明らかに迷惑行為です。世の中、相互依存のコミュニティが増加するに連れて、人々は一緒にクラスコミュニティの人たちとハードやソフトをシェアして、相互に尊重しあうことが求められます。

昔の日本家屋の作りは、必ず家族が団らんする空間を通って各自の部屋につながっていました。そして、その空間はふすまで仕切られます。自然と相手を意識して、相手のことを慮る生活が見についていたのです。しかし、いつしか住宅の形式はコンクリートの塊になり、玄関から入って直接個人の空間に向かう設計が普及します。相手に敬意を払う、尊重するということが自然と身につかない環境になってきているのです。

海外から見た日本は、礼儀正しく、尊敬の国です。お年寄りと平和を皆でシェアする国です。日本が今でも世界で有数の国家だと言われる所以が、各々が相手に敬意を払うからです。日本人は人以外に仕事にまで敬意をはらう世にも珍しい国です。これは伝統であり文化であり国民の重要な資産です。



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