クリエイティブですか?

2013年12月14日 土曜日

早嶋です。

「あなたはクリエイティブですか?」という質問も、「あなたはロジカルですか?」という質問も、多くの日本人は「いいえ」とこたえるでしょう。特に、クリエイティブに対しては大きな組織に属している人ほど、難しいと捉えている方が多いと思います。

このような調査結果がありました。Adobe社が昨年3月から4月にかけて米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人5000人を対象に行ったオンラインアンケートです。それによれば、「最もクリエイティブな国」として回答者の36%が日本を挙げています。そして「最もクリエイティブな都市」は東京です。アメリカ・ニューヨークを凌いで堂々の1位。

自分自身の良さに気づくこと。これは難しいことなのでしょうね。また、当人が考えることと周りが考えることにもギャップがあることがわかります。例えば、日本人が考えるクリエイティブと、世界が求めているクリエイティブの感覚にずれがあるのかもしれません。そのためには、世界が求めるクリエイティブってなんなのか?もっと世界や他の地域や他の文化を知ることが重要なことかもしれません。或いは、日本人としのクリエイティブの定義に対するメンタルモデルをリセットすることが大切なのかもしれません。日本から発信しているアートやクリエイティビティをもっと素直に感じること、もっと自分たちの考え方やセンスに自信をもって良いのかもしれません。

黒澤映画が海外で絶賛され、あわてて日本でも評価される。世界のクロサワがファンだと公言すると、北野映画が見直される。実態はちょっと違うのかもしれませんが、逆輸入されるのではなく、素直に良さを感じることができたら良いですね。むしろ人がいいと言わなくても自分はいいと思うことに素直になれれば良いのかもしれません。

日本人自身、本人が世界からの評価に気が付かないことは悲しいことです。規制ガチガチの産業から富を生み出す、バリバリの円高を克服してきた製造業もすばらしいです。そして、規制の少ないアニメが海外で着目されていることの裏にある日本人のクリエイティビティも同様に素晴らしいのです。

ITメディア「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信が無い–Adobe調査(2012/4/24)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/24/news089.html

DIAMOND ONLINE「日本は最もクリエイティブな国」を世界に発信 蜷川&きゃりーの電子書籍プロジェクトが始動(2012)
http://diamond.jp/articles/-/18307



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