ムーアの法則

2007年1月9日 火曜日

早嶋です。

日立の子会社である日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)は、8日に、世界最大の記憶容量を持つハードディスク駆動装置(HDD)を発表しています。(日経記事より)

3.5インチ型で容量は1テラバイトの大台を突破しました。これ以前は750ギガバイトが最大でした。気になる価格は399ドル。これは、現在普及している500ギガバイトの製品と比較した場合、容量あたりの単価が30%以上も安く成っています。

この記事を見て、ムーアの法則を思い出します。インテルの創業者であるゴードン・ムーア氏が提唱した法則です。もとは「半導体性能は1年半で2倍になる」というシンプルな法則でしたが、現在は広義に解釈され「あらゆるIT関連製品のコストは、年率30%から40%で下落していく」という意味になっています。

ムーアの法則が唱えられたのが65年なので既に40年間も続いています。これによって、新しい製品の登場から、「こんな機能が欲しい」「更に高い性能が欲しい」「もっと使いやすくして欲しい」といった顧客ニーズがどんどん取り入れられ、製品単価が下落せずに、同価格でより、機能・性能・使い易さが向上します。しかし、一旦その製品が成熟し、必要十分の機能が満たされれば、一気にその価格が下落していくのです。

ラジカセやCDプレーヤー等を想像すると、まさに上記のようになっていますね。米国フォーブス誌のコラムニストのリッチ・カールガート氏は40年間もムーアの法則が続いた結果、今、チープ革命とも言うべき状況の恩恵を蒙っている時代に入ったのではないか?と問題提起しています。(ウェブ進化論:梅田望夫著 参照)

記事になっていたHDDの記憶容量は2年で倍増しています。ちなみに、HDDが初めて登場した56年の頃の容量は、なんと今回の製品の凡そ20万分の1程度です。

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