早嶋です。
アメーバ経営では、各アメーバのリーダーが中心となって計画立案し、全員の知恵と努力により目標を達成していく。そうすることで、現場の社員ひとりひとりが主役となり自主的に経営に参画する全員参加経営が実現できる。
参照:http://www.kyocera.co.jp/inamori/management/ameba/index.html
アメーバ経営の発揮で、倒産寸前の日本航空を再上場まで果たした稲盛さん。その経営手腕は中国でも有名になり、今では松下幸之助さんや本田宗一郎さんと並んで尊敬されています。
経営の神様と言われ、外部から組織に入った稲盛さんを救世主だと思ったヒトもいれば、敵視した方もいたと思います。稲盛さんは言います。「人間として正しいことを正しいままに追求する」と。この哲学を経営にそのまま結びつけるのは、私利私欲や思惑が絡み合う中で、本当に難しいことだと思います。それを、無給でもこの仕事を引き受けた稲盛さんはやはり神様のような存在ですね。日本が誇る経営者の一人だと改めて感じます。
現在、組織からチーム、チームから個人の時代になっています。個人が責任感と想像力を持ってグローバル・ビジネスを展開する。そうしないと上手く生き残ることが難しくなってくる。
あくまでビジネスの話ですが、アメーバ経営もやはり結局は個人をリーダーに指名して責任感をもたせる。そして仕事に取り組ませることで機器を脱却する。そういういみでは個人の能力を最大限に引き出す経営手法なのかなと思いました。
JALと言えば、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」この主人公も航空会社の倫理性を個人が突き詰めるというものでした。人命を預かる企業が如何に漫然とした集団心理に飲み込まれずに、個人の意思を貫くかを考えさせられたストーリーです。信念を曲げることなく、組織の中で活動することはつらいときもあります。が、この姿勢を持ち続けることが重要です。
現場、個人に権限を委譲し、最大限のパフォーマンスをひきださせるという点では環境コントロールに通ずるものがあるのでしょうか。ちょっとちがうか(^_^;)
通じるものもあると思いますよ!