「評価者の偏りの代表例」(ビズマガ連動)

2006年12月6日 水曜日

今週のビズマガに書いた「評価者の偏り」の代表例は以下です。

ステレオタイプ:

人が評価する時に、対象者が属するカテゴリーの特長によって判断する傾向を言う。典型的な例が「A型の人は几帳面」「B型の人は・・」などという血液型による根拠のない認知の近道がある。他にも同様の例は枚挙に暇がないほどである。

ハロー効果:

ハロー効果(Halo effect)とは、心理的効果の一つ。「ある対象を評価するときに、一つの顕著な特徴に引きずられて、その特徴についての評価が他の評価項目にも影響すること」であるとされています。一般に肯定的な方向への歪みを指すことが多いが、否定的な方向へのハロー効果も存在する。

投影:

自分の弱点や認めがたい感情を他人から見出し、批難することで自己を防衛する。自分で嫌だと思っている性格を相手から見つけ批難すること。被害妄想の機制はこれが自分に向けなおされたものである。自分が持っている感情を相手が自分に向けていると考える。疑心暗鬼。自分の欠点弱点を相手も持っていると考える。

中央化:

評定にあたって生じやすい心理的偏向の一つ、一般に平均並みになりやすい傾向。評価の対象に関して十分な知識がない場合に起こりやすい傾向です。

寛大化:

評定にあたって生じやすい心理的偏向の一つ、部下の評価がおおむね甘くなりがちだという傾向。評価者が自信のない分野における評価の場合や、「嫌われたくない」という気持ちが働く場合に起こりやすい傾向です。



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