タブレットPC

2012年11月19日 月曜日

早嶋です。

iPad-mini。本日のワークショップに使っている方がいたので話をうかがいました。どうやら、タブレットPC含めて今回のiPad-miniが初めての購入だそうです。これまで何度もiPadを検討していて、何度も友達や使用してる方に使い勝手を聞いていたそうです。そして検討時間実に数年。
通常、イノベーターやアーリーアダプターを足してもマーケットの2割り程度。この層は、その商品の良さを自分達で理解して購入する層です。機能的な価値の理解、それを何にどのよに活用するのか?具体的には自分で考え応用していく層です。一方、残りの8割は異なります。その商品の良さが一体自分にとってどうなるのか?実利の部分を明確に、具体的に説明されてようやく購買する層です。マスの市場獲得を狙う場合、前者の2割に受け入れられたあと、どのように残りの8割のメインストリームに突入するのかが重要です。

ってことで、タブレットPCはキャズムを超え、メインストリームの市場に突入しているのでしょうね。確実に。今後は、様々な所で使用さているPCがタブレットタイプに切り替わるでしょう。合わせて、PC自体にソフトを入れてグリグリ回す仕組みも徐々になくなり、クラウドが当たり前になるのでしょう。

例えば、クリニックなどで使用されているレセプトコンピューター。これは時間はかかるでしょうが、全てがクラウド+タブレットPCに置き換えられる日がくるでしょう。医療の世界は伝統的に囲い込みが激しく、その結果、保険点数を計算するコンピューターが数百万円もする価格で販売されていました。これを皆リースして毎月4万とか5万円の価格を払って利用していたのです。その仕組が定着してクラウドの存在が見えていても、レセプトコンピューター屋さんにしては、従来よりも食いっぷちが小さくなるので頑なにハードのPCに固執していました。

しかし、近年はベンチャー企業や大手企業がレセプトコンピューターの多くの仕組みをクラウド化してその操作をiPadなどの端末で操作できる仕組みを月額数千円から1万円程度で提供し始めています。ちょっとだけ経理が理解できるドクターなら、どちらが良いか?明らかです。レセコン屋さんの解体が始まると思います。



コメント / トラックバック2件

  1. 椿事 より:

    レセプト向けコンピュータ屋があるんですか。初めてりました。
    鉄道のダイヤ組成コンピュータというのは取材したことがあります。大手は自社システム開発するが、路面電車など中小電鉄は、クラウドサービスになって、月々安く利用できるんだとか。
    レセプトがクラウドかされたら、A病院で受信時に、以前に受信したB病院のカルテも参考に、という風になりますね。A病院が北海道、B病院が鹿児島として、引っ越しても、継続的に検診結果などを定点チェックしていけます。そんな時代が来るのでしょうか。
    そんな理由で、ワコムの株を買っていたのですが・・・。もう売っちゃいました。今は値上がりしているのやら?

  2. biznavi より:

    クラウドになると双方の情報共有が自然に、より早く楽になるのでしょうね。一方で、これまで利権絡みで利益を得ていたビジネスは新しい方向を見出さないと、規模が縮小していくと思います。

コメントをどうぞ

CAPTCHA