早嶋です。
昨日に引き続き、値ごろ感に関してです。値ごろ感を示す数式として以下を用いて説明しました。
(値ごろ感) = (価値:value)/(費用:cost)
この数式から、値ごろ感を上げるためには、1)分母の費用(cost)を下げる、2)分子の価値(value)を上げる、のどちらか、又は両方を行えば良い事が分かります。
1)は、値ごろ感を引き上げるために、費用を下げています。これは、同じ価値を得るのに、出来るだけ費用が小さくなれば、値ごろ感が上がることをさします。
例えば、年末のバーゲンなどは、これに相当します。同じ品物であっても、価格が安いため、バーゲンには人が殺到します。
2)は、値ごろ感を引き上げるために、価値を上げています。これは、同じ費用でも、より価値のあるものを得れば値ごろ感が上がることを示します。
例えば、飲み放題メニューの中に、「発泡酒」と「ビール」があったとしたら、「ビール」を積極的に飲むでしょう。同じ料金ならば、価値の高いものを注文する心境です。
割引とオマケを考えると、1)は割引に相当し、2)はオマケに相当します。では、割引とオマケでは、どちらが値ごろ感があるでしょう?
昨日の例と同じ用に、消費者が500円の価値を感じる、500円のペンがあったとします。このときの値ごろ感は、1です。
(値ごろ感)=500/500=1
割引とオマケの値ごろ感の変化を見るために、100円の割引と、100円分のオマケが付いたときの値ごろ感をそれぞれ計算してみます。
100円割引の場合
(値ごろ感)=500/(500-100)=500/400=1.25
100円分のオマケが付いた場合
(値ごろ感)=(500+100)/500=600/500=1.2
と言うことで、割引の方が、オマケをつけたときよりも値ごろ感が高いことが言えますね。
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