購買後の情報提供

2012年5月10日 木曜日

スポーツ時等の水分補給として、ポカリを飲むか?アクエリアスを飲むのか?皆さんは、どっちでしょう。

ポカリの利用シーンですが、1)スポーツ時の水分補給、2)高齢者の就寝前の水分補給、3)入浴後の水分補給と、水分補給にポジショニングを置いた飲料です。大塚製薬の方からのコメントによると、1)に対しては集中力の持続効果があり、2)に対してはアクエリアスや水と比較した場合の尿量の少なさがある、そして、3)に対しては入浴後の転倒リスクを軽減するということです。

上記のエビデンスですが、1)に対しては、ポカリは吸収が速いためパフォーマンスアップにつながる。これは、2)のトイレを気にしなくて良いというのにもつながります。更に、水分のリテンションタイムが長く、夜中のトイレ回数を減少させることにつながります。そして、3)に対しては、血漿粘度を改善するため、血圧変化による転倒予防につながるということです。

なるほど、ポカリは「あらゆる飲料と比較しても水分補給に最適」ということですね(因に、吸収という点においては、アクエリアスは水よりも遅いとのこと)。

ここからは私見&私体験です。GW中に70kmのウルトラマラソンに参加しました。前半35kmのトレイルの水分補給にはポカリを活用。後半35kmのトレイルにはアクエリアスを活用。山口市の瑠璃光寺から萩まで往復するレースでしたので、往路の環境はほぼ同じです。結果、前半に行った小トイレの回数1回。後半は3回。

上記の話を聞くまでは、なんてことなかったのですが。上記の話を聞くと、改めてポカリってすごいな!と感じました。顧客が商品の良さを体験するのは、体験している最中もですが、体験したその後の情報提供によって、大きく変わるものだと改めて実感。他人からすると、上記はたまたま?後付けじゃない?と思うでしょうが、消費者って、意外に単純なものかも知れません。

プロモーションを行う場合、顧客の利用シーンやその商品と触れる全ての瞬間、コンタクトポイントを重視するセオリーがあります。この中でも購買後の体験をないがしろにしてはいけないと理窟ではよく言われています。しかし、実際の現場では、購買まででほっとして、購買後の満足を高める活動が弱いように感じます。



コメント / トラックバック6件

  1. 椿事 より:

    自ら実験台になったわけですね。趣味と実益と興味とを掛けた、すばらしい試みですね。
    来年の大会では、往路をアクエリアス、復路をポカリにしてみてはどうでしょう。さらに多角的分析になると思います。

  2. biznavi より:

    ですね。対照実験として良いですね。来年は距離を2倍に伸ばしたレースにチャレンジします!

  3. 椿事 より:

    えええええ、140キロですか? サロマ湖など100キロは聞いたことがあるけど、140というのは初めてです。無理なさらないよう。

  4. biznavi より:

    はい。萩往還マラニックは、70km、140km、250kmがあるのです。変人ですよね。一度挑戦したいと思っています。

  5. 椿事 より:

    幕末、志士たちが駆けた道ですね。

  6. biznavi より:

    ですね。ただゆっくり幕末の志士たちを想う暇なく、必死でした。

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