伊勢丹羽田

2012年4月26日 木曜日

羽田空港の第一ターミナル(JAL側)に伊勢丹が出来ました。羽田空港を良く利用するジェットセッターにフォーカスを向け、伊勢丹メンズ館がプロデュースしているようです。紙面によると初年度の売上目標が5億円ですから、1日あたりの売上を130万円から140万円程度に設定していることになります。

出店場所は、元々JALのラウンジがあった場所。ターミナルがANAとJALで別れた後、JALのラウンジが別の場所に新設されたので、その空間を利用していることになります。場所を考えると飛行機を利用している人しか入ることが出来ないので、ターゲットを既に絞っていることになります。

Webのうたい文句には、ビジネストリップもヴァカンスも夜間飛行もデイフライトも。そんな訳で、朝8時から夜の8時までのロング営業とご立派。

フロア面積は新宿伊勢丹のメンズフロアと同等規模で、男性向け商品を中心に、バーや喫茶コーナーもありました。展開しているシャツや小物、靴や鞄を見る限り、ある程度所得が高い人向けに訴求した品揃えでした。

お店の人に話を聞いた所、出張で忙しいジェットセッターに、飛行機を待つ少しの時間に買い物をして欲しいとのこと。

羽田を頻繁に利用する人は、JALのラウンジに入って、だいたいがPCに向かって仕事をしています。のんびり買い物をするよりも、フライトの直前まで忙しくしています。思いつきで2万から3万円のシャツを購入する層の利用は少ないのでは?とも思います。

一方、定着して行けば、出張の機会に伊勢丹で買っておこう。というスタイルになると、徐々に売り上げが安定するでしょう。ということで初年度から2年目くらいは損益分岐をいくかどうかが鍵ですね。

ちなみに、ショッピングスペースに隣接したバカラのバーでビールが1600円。ワインが2000円から。ジェットセッターの中で高給取りがいたとしてもJALのラウンジでは無料。わざわざお金を出して飲むでしょうか?



コメント / トラックバック2件

  1. 椿事 より:

    駅ナカならぬ、空港ナカですね。
    ビジネスにせよプライベートにせよ、旅の途中の買い物は、荷物が増えるので望ましくない。宅配会社と提携しての、自宅への直送サービスなども必須ですね。

  2. biznavi より:

    時々利用する空港、また定点観測するところが増えました。

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