自分のことを表現する。経営者、社員、役割に関係なく難しいと感じている方が多いです。何故か？早嶋は思います。頭の中でしかも、並列的に処理をしようとするから。そう、頭の中を一度引き出し、何について表現したいのか？何について考えたいのか？紙に書きながら整理すると案外簡単に糸口が見えるもの。えっ？紙に書くのが難しい？そんなことは在りません。
頭の中って自分でもよくわからない部分があると思います。自分を含めてヒトが理解できない内容を暗黙値としましょう。すると、個人の頭の中はほぼ暗黙値です。そこで整理する。何でも良いから考えているキーワード、イメージ、単語、文章、絵をまず真っ白い紙に書いてみましょう。何でも良いです、体裁もどうでも良いです、とにかくはじめの一歩は気にしない。ヒトは基本、言葉によって思考しますので、頭の中のイメージを表現すると、今度はその一部をベースに考えを張り巡らせます。そして、また書いて整理する。
繰り返す中で思考が整理されていきます。結局、頭の中で考えていることって、幾つかの単純な組み合わせに分解することが出来ると思います。モノゴトを複雑にしているのも頭の中。複雑に考えるからすすまない。単純に考えると理解が深まる。
もし、書くことが苦手だったら、他人に話してみる方法もあります。色々、知らないヒトに話すと質問をされるので、更に良いでしょう。書くことが苦手でも話すことはできるでしょう。これも同じで暗黙値を形式化する中で整理されていきます。
この作業が慣れて来たら、後は勝手に頭と手が動くようになります。或は勝手に口が話すようになります。そう、シザールの仕事はヒトの思考を整理すること。
