早嶋です。
コンサルティングの仕事の多くは、経営者やクライアントの頭の整理です、特に早嶋の場合は。先日、3社共同で進めているプロジェクトのファシリテーションを行う機会がありました。それまで3社で集まることはあっても、3社が集まってビジネスの話を真剣に行ったのは、そのときが初めてでした。
議論した内容は、3社共通のゴールと各社の役割。そして、共通のゴールを達成するための通過目標の設定とそれを達成するための行動です。文字に書くと極めてシンプルなのですが、会議を始めると難航します。理由は、3社が持っている情報が微妙に違ったり、2社間で共有しているけれども残りの1社が知らない等々です。そして、各社自社の利益の追求を一番に考えているという理由もあります。これまで、このことが理由でお互いが疑心暗鬼になったり、勝手に進めたり、やらなかったり、ということが続き、プロジェクトは結成されたものの思うように進んでいませんでした。
はじめに行ったことは、そのプロジェクトが軌道に乗った場合、各社がともにWinになることの共有でした。そして、その姿は3社が協力をして初めて成功するということの確認でした。このイメージを膨らませ、そして具体的な数字や状況に落としていきます。つまり共通のビジョンを3社の代表を交えて確認していきました。それからです。各社がこれまで持っていた情報や確認したい質問事項、疑問に思っている内容を発言共有し始めたのは。共通のプロジェクトの場合、やはりWinWinの関係で進めています。その場合、効率敵に行う場合、互いが包み隠さず情報を共有することです。その状況が最も効率的に最も効果的な成果が出易い環境になります。
改めて共通のゴールの共有の大切さを感じました。