早嶋です。
ペプシは、ブラド戦略の一つとして”ペプシエナジーコーラ”を販売します。これは日本オリジナルの商品で、目標として今年のペプシ全体の売上を3%増加することを掲げています。エナジーコーラーはペプシをベースにローヤルゼリーやガラナエキス、高麗人参エキスなどが入っています!希望小売価格は250mlで143円(税抜)。コンビニを中心に流通させて、年間に20万本の販売を目指しています。
栄養ドリンクは、肉体疲労時の栄養補給を目的で販売される飲料で、ドリンク剤などとも呼ばれます。ビタミン類、アミノ酸、滋養強壮に効果のある生薬や漢方由来のエキス、疲労回復等に効き目のある成分が含まれます。栄養ドリンクも、大きく3つに分類されます、医薬品、医薬部外品、清涼飲料水です。
日本の栄養ドリンクの代表作品のオロナミンCなどは、清涼飲料水として扱われています。これらは薬事の絡みが厳しいため、効果や効能をうたうことが出来ません。そこで各社のパッケージや宣伝やプロモーションは、工夫を凝らして、その効果を間接的に伝えていることがわかります。
現在、世界でもっともポピュラーになったエナジードリンクはレッドブルでしょう。オーストリア産のレッドブルは、世界160カ国以上で販売されています。こちらの効能は、パフォーマンスを発揮したいときに飲む飲料です。
エナジードリンクは、各国の法規制に左右されるため、分量や成分に違いがあるようです。例えば、同じレッドブルでも日本ではタウリンが全く含まれません。そのため栄養ドリンクと言わずに、エナジードリンクとしてポジションを構築して、レッドブルは販売されているのでしょう。ちなみに、レッドブルの扱いは清涼飲料水ではなく、炭酸飲料です。
飲料一つを世に出すにも、各国の薬事などの絡みをクリアして、その国どくとくのマーケティングが必要になる。ペプシのエナジーコークも、レッドブルも。グローバルマーケティングが密かに行われているのです。興味深いですね。
感謝!