ザッポスの成功

2011年5月21日 土曜日

好きなメーカー、型番、サイズが明確に分かっているとしたら、わざわざ靴屋さんに出向いて買いに良く必要はないですね。試着しなくても自分の足に合うことが分かっているからです。

この場合、もっとも効率的に早くお買い物が出来るツールはきっとインターネットでしょう。靴の世界に実店舗を無くしてネットショプに専念した企業がザッポスです。ザッポスはスペイン語で靴を意味するザパトスに由来するそうです。

ザッポスは従来の靴屋さんのビジネスモデルのように賃料を払って立地条件が良いところに出店するのではなく、安いスペースを確保して、そこに様々なブランドの様々な種類の靴を揃えることにしました。そして実店舗で靴の試し履きをして頂く代わりに、靴が合わなかったときに備えて往復の送料を無料にしました。

ザッポスの創業者は、ネット時代が到来する前から靴全体の市場で5%程度がカタログを使った通信販売で取引されている事を知っていました。コレはネットを使ったビジネスモデルでも成功する可能性を示していたのです。

ザッポスは、他に真似されないように大金を投じて最上級の顧客サービスを確立しました。顧客サービス係は一定期間の研修を受けて、電話をくれる見込客には強引な勧誘をしません。返品にもいちいち条件をつけることなく、リピーターに限っては無料で翌日かその次の日に配達をしているのです。

アマゾンの靴屋さんといったビジネスモデルで成功を収めています。



コメント / トラックバック1件

  1. ぐるぐる より:

    そんな靴屋があるんですか。初めて知りました。
    診断士の二次試験は、事例が出ます。足の型を取って、ぴったりの靴をオーダーメイドする。2足目からは、型があるから、デザインの指示さえもらえば、来店不要で品を届けられる。数年前、こんな事例が出題されたんです。出題委員は、きっとザッポスを参考にしたんでしょうね。

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