答えの無い世界に答えを求める愚、再び

2011年4月22日 金曜日

えのない世界に答えを求める愚。大前さんの言葉で今の状況を的確に表しているひとつで、とても好きな言葉です。

近年、グローバル化という言葉が盛んに言われるけれども、この言葉にも答えが無い世界でどう生きるか?を考えないといけないと思います。結局のところグローバルという言葉は存在していますが、その実態はあるものではありません。既に存在しているものでもありません。つまるところは、万人の万人に対する戦いの現場なのであって、そこでは何よりも起こっている本質を突き止めることが大切だと思います。

震災がきっかけに日本は大きく変化していっています。本質を捉えて行動をしている企業は生き残り、言われた通りに行動している企業は淘汰されると思います。今回の危機に対しての経営者の取り方も、結論は正解はありません。各自が各自の判断に基づいて行動をするからです。

もちろん、目の前の火の粉を払うことは大切です。しかし、そのことは本の一握りに行動でもっとも重要なことは、収まった先に何を見るか?だと思います。ヴィジョンという言葉が当てはまりますでしょうか?まさにトップがする仕事です。

カエルはぬるま湯に浸かったまま、徐々にお湯の温度を上げていっても、動じることなくやがて五右衛門のように死に絶えていきます。世の中、ルールが変わっているなか、過去の常識をベースに、それを勉強したからということで暗記に頼った判断だけではカエルになるでしょう。

ルールや常識は変わっています。大切な事は、新しく生まれる世界がどんな世界であることを想定する事です。そして、それに応じて手を打っていく。なんでそうなの?英語ではSo What?鵜呑みにするのではなく、常に自分で考える。1ヶ月後だけではなく、1年後、3年後、5年後、10年後を見据えて考えて動く。

コレがリーダーに求められている能力だと思います。



コメント / トラックバック1件

  1. ぐるぐる より:

    まさに、その通りですね。

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