早嶋です。
少子高齢化が叫ばれるなか、今年の上半期の出生者数が前年同期と比較して1万1618人増えています。下半期もこの傾向が続けば6年ぶりの出生率上昇となります。
このニュースから、少子化に歯止めがかかりつつあるとする論調がありますが、おそらく思惑どうりならないでしょう。今回の調査で出産が増加しているのは30~33歳です。この層は、第二次ベビーブームで生まれた子供です。この層が遅れながら結婚して子供を生み始めたと見るほうが理にかなっています。
このように考えると、この現象は長く続かないと予測できます。第二次ベビーブームの子供たちは、現在30歳から33歳。従って、あと5年程度は出産が続いたとしても30代後半から40代になれば出生数は激減するでしょう。
ということは今回の調査は一時的な結果であり、これが少子化を改善するトレンドには成り得ないと言うことですね。
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