理容室と美容室

2011年4月1日 金曜日

マーケティングを考える際に、機能的なベネフィットと感情的なベネフィットを区別します。機能的なベネフィットとは、商品のスペックに近く、商品をみるとある程度わかります。感情的なベネフィットとは、製品やサービスを通じて顧客が感じるベネフィットです。従って商品を見ただけでは特定しにくいです。

時間に追われていた時に、どうしても髪を切らなければならない場合がありました。通常は、髪を切りに行く目的は、整髪に加えて、リラックスすることなので、感情的なベネフィットを強く欲します。従って、くるくる赤青白のサインポールが回る理容室よりは、美容室を選択します。

しかし、時間が無い場合は、機能を優先し、早くカットしてくれる所を選択します。と言っても、これまでは、理容室はなんとなく、カットの技術も美容室に劣ると感じていました。

先日、時間に追われて理容室に行ってきました。カット1000円、シャンプー300円、髭剃り500円。結果的に、全てを行いました。

入店すると、手の空いている人がすぐに担当。椅子に座るとすぐにスプレーで髪をぬらして切る。美容室のような待ち時間、カウンセリング等は一切なし。整髪が終わった後は、そのまま前かがみになり洗髪。美容室のように席を変えて、別の所で洗うのもなし。最後に、髭剃り。時間にして20分もかかりません。

満足度と言えば、やはり美容室が圧倒的に高いです。しかし、今回のように時間に追われていた時はOKだと思いました。

美容室と理容室。うまく使い分けて見ようと思います。

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