世界がどんどんフラットになる。
参照①:http://www.biznavi.co.jp/blog/archives/2006
参照②:http://www.biznavi.co.jp/blog/archives/203
参照③:http://www.biznavi.co.jp/blog/archives/191
日産自動車は新型車生産を希望する世界中の工場を互いに競わせる工場間コンペを行っています。これによって評価基準のうち品質は、徐々に国内外の工場で差が縮小している。すると、決め手はコストの差になる。
日産の九州工場は、この対策か分社化を検討しています。国内生産と雇用維持のため総コストを最適化する、という声明。あきらかに人件費を見直す意図がこめられています。
このような取り組みを国内で行うとハンディが伴う。タイなどの新興国はFTAの輪を広げているからです。国内のモノづくりを新興国と戦うのであれば貿易自由化は必須。
グローバル化が進むと、国内だからという理由は通用しなくなるでしょう。国境を越えた最適化を図る企業が増えるでしょう。
早嶋聡史