失敗を恐れる

2010年4月13日 火曜日

大きな組織、古い組織に限って、失敗する事を恐れる傾向が強いと思います。従って、革新的な事が出来ず、時代の流れに対応できずに突然死を迎えてしまう。

例えば、次のようなアクションがあった場合、あなたはどちらを取りますか?

A:成功確率80%でそのインパクトは50であるアクション
B:成功確率40%でそのインパクトは100であるアクション

期待値と言う考え方を用いればどちらも40で同じ。後の意思決定はどちらの選択肢を取るのか?その判断をする方に任せられます。多くの人は、Aを選ぶでしょう。この場合、成功によるインパクトよりも、成功する確率が高い方が選択されやすいです。これは裏を取れば、失敗する確率が低いほうを選択するということです。

失敗する確率が低い、つまり世の中の先駆者が既に実証済みで、そのため常に前例を伺ったり、導入事例を意識します。無意識のうちに成功確率が高い事≒多くの人が行っている事、と理解しているのかも知れません。しかし、同時にその成功によってどの程度のインパクトを享受できるのかも重要なのです。

早嶋聡史



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