名物誕生

2006年6月24日 土曜日

早嶋です。

昨日、会社のなかで、ミルクセーキの話題がでました。”ミルクセーキって長崎名物でしょう?”。おもむろな質問でしたが、確かに長崎の喫茶店にはミルクセーキが定番のメニューとしてありました。

確認の為に、Googleで調べてみると、別のことで驚きました。ミルクセーキは、食べるものというのが私(長崎県民)の認識でしたが、これはマイノリティでした。ミルクセーキは通常は、飲む物と認識されているのですね。

長崎でミルクセーキが食べるものとして、定着した理由に、次のような経緯があります。長崎に古くから在る喫茶店に「つる茶ん」というお店があります。その店主が、まだ、冷蔵庫に冷凍庫が無かった時代、暑い長崎の夏をしのぐために、練乳味のカキ氷を開発しました。これを当時、ミルクセーキとして販売したところ、評判をよび、口コミでまたたくまに広がりました。これを聞いた長崎の喫茶店がこぞって、同じような食べ物を開発したのです。ですので、長崎名物のミルクセーキと言っても、いまでもお店によってレシピと味が異なります。ただ、どうしてかその広がりは長崎の中で閉じてしまっていたのです。

かくして、長崎名物、ミルクセーキが誕生したと言うのです。上記の物語の中で、名物が生まれるポイントが3つあります。

 ①誰かが、目新しいモノを開発する
 ②評判が良くて、周囲がこぞって開発に追従する
 ③その広がりが地域限定的である

以外に、地元の名物を分析するのも面白いものですね。

—ただ今、ブログマーケティング実験中。—

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