Web2.0、04年にオライリー・メディアが産み出した言葉は流行語となり、様々なものに波及をしました。言うまでも無くウェブの第二世代に相当する言葉です。
Web1.0が閲覧のみの一方通行であったのに対して、Web2.0は閲覧や書き込みができる双方向が実現されました。今後は、Web3.0となり、スマートエージェントなる概念によってもっとユーザー中心の仕組みが構築される事でしょう。
ベストセラーとなった、トマス・L・フリードマンの「フラット化する世界」で世界はフラットになった、なる記述がありました。インターネットの登場によって、世界中の条件がフラット、つまり平等になった事を記しています。それによって、市場志向の小さな新興市場や中小企業が有利に働くという見解も出てきました。いずれにせよ今後のビジネスの成功は人間関係や泥臭い組織から解放され、地理的な概念も無視され、地球上のどこにいようと、最も高い価値を提供できるるヒト・組織が競争に勝ち残るようになると思います。
そんな中、経済紙大手の日経新聞が同紙の電子版である「Web刊」を創刊します。日経の本紙に加えて、紙媒体で表現できなかった情報や機能を満載した媒体だそうです。最新の記事や解説を24時間、パソコンや携帯で収集できます。これは、ある意味エポックメーキングな出来事と感じました。
早嶋聡史