CEOの給与

2006年6月5日 月曜日

早嶋です。

世間を賑わせている、米国IT企業のトップ、米ヤフーや、アップル、グーグルのCEOの給料はいくらだと思いますか?答えは、1ドルです。これは、報酬の形をストックオプション(株式購入件)に比重を置いている背景があるからです。

ストックオプションとは、会社の役員や社員に与えられる報酬の1つで、あらかじめ決められた価格で自社株を購入できる権利のことです。例えば、ストックオプションの権利行使価格が1,000円で1000株分のストックオプションが与えられているとします。株価がもし、2,000円に上昇した場合、この権利を行使することによって100万円の利益が得られることになります。
 
 1,000株 × (2,000円-1,000円) = 100万円

ストックオプションは自社の株価が上昇することによって報酬が得られる仕組みなので、会社の業績を上げることに必死になるわけです。また、高い報酬を払えないベンチャー企業などが、優秀な人材を取り込むための手段としても有効です。このような仕組みは、97年の商法改正によって日本でも導入されています。

報道によれば、米ヤフーのテリー・セメル最高経営責任者(CEO)の給与は、06年から08年の給与を年1ドルとする一方、600万株のオプションを付与されるそうです。今日時点でヤフーの株価が31ドルなので、仮に株価が倍になったとすれば、約1億9000万ドルの収入となる計算になります。

セメルCEOの過去3円間の給与は年60万ドルで、過去3年間に1810万株のオプションを行使し、4億2900万ドルの収入を得ているそうです。

—ただ今、ブログマーケティング実験中。—

実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。

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