ボンに到着。ここの駅も案の定、改札がありません。聴いてみると、キリスト教の性善説の教えに基づくとか。ドイツの労働賃金は高いので、そうそう人を雇うよりも、改札をおかないで人件費を浮かしているのでは?というのが本当のところではないでしょうか。無銭乗車する金額のロスよりも、人を雇うコストの方が高い!と判断したという仮説です。
ボンは、ライン川の岸辺に開けたのどかな個人まりとした大学街です。ただここは、第二次世界大戦後から1999年までドイツ連邦共和国の首都として発展を遂げています。繁華街は、ボン中央駅から徒歩3分過ぎたところ、ポスト通りを進んだミュンスター広場を左に曲がった郵便局があるあたり。近くにはミュンスター寺院があります。こちらは11世紀頃からライン川にそびえたっていたそうです。ロマネスク様式の教会が街に溶け込んでいます。
ボンでは、クリスマスマーケットを少し見学した後、ボン大学に行って用事を済ませてきました。
ところでボンという街、聞き覚えが無くとも、かのベートーベンの街。がこの街で彼は生まれ、ウィン―ンで活動の場を移すまでの22年間を過ごしたそうです。どおりで街中にベートーベンの面影を示すサインや像が多い事。ベートーベンが生まれた家は、彼が使用した楽器や直筆の楽器や補聴器、家具などが展示されて、ボンの観光スポットにもなっています。
早嶋聡史