ボード会議で行う事

2009年11月11日 水曜日

board meeting

朝からボード会議。

企業は何も努力をしなければ、たちまち沈んでいくと思います。努力しないで、新しい取り組みを考えず、行動に移さないで、危機意識を持たなければ何時でも傾く。毎回、そのように考えて経営しています。しかし決して不安な気持ちは感じません。なんだか、心地よい感じです。むしろ楽しんでいるかのようです。

会社経営を行う前は、企業は危機感が無くてのほほんとして、何事もなく安定している事が良い事だと思っていました。しかし経営者からするとこの感覚は勘違いです。危機意識が無い限り周りで起きている事象や世の中の変化が見えてきません。危機意識が欠如したら会社は継続しないし、成長しないと思います。

ただ危機意識を持つという事は不安な気持ちになる事ではないと思います。冒頭に書いたように楽しんでいる感覚があるからです。きっと不安は、先の事が分からない姿を指すと思います。そこでボード会議では特に独りで考えていて詰まった事や考えが及ばない事をボードメンバで共有しながら見えない姿を見えるようにします。ボードメンバで話題を共有する過程で頭の中が整理され、更に他の脳みそで課題がミックスされて、もまれて、別の形になって見えてきます。

つまり、見えなかった姿が見えるようになります。これを互いに繰り返す作業が毎回新鮮で経営はチームで行うものだと言う、アントレプレナーの基本的なセオリーが脳裏に浮かびます。見えなかったモノを見えるようにする。つまり、物事を客観視する事で、後は、その内容をどのように解決するのか?という行動にフォーカスする事が出来るようになります。

悩むのではなく考えるのです。不安のままでは先が見えないので悩みます。悩むと言う事は頭の中でぐるぐる物事を考えるだけで行動に移す選択肢を選びません。考える事は、解決するための内手を洗いだします。そして、現在の状況や、起こりうる将来の状況を加味しながら、行動の選択を行います。

今朝も頭がすっきり整理され、なすべき事にフォーカスする事ができるようになりました。

早嶋聡史



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